『16ブロック』



アル中のだめ刑事がひさしぶりにやる気をだして同僚の刑事たちの隠蔽工作に逆らおうとしたら成り行きで同僚撃っちゃうし成り行きで人質32人もとっちゃうし最終的には特殊部隊に取り囲まれて突入されたけどまだ逃げるぜ…!という話。


と、いっても『ダイ・ハード』のようないかにもハリウッド的派手なアクションではない。ブルースウィルス演じる刑事ジャックは正義感を全面に押し出したキャラではなく、アル中でだるそうでいかにもやる気がない。ひげだし。


彼が夜勤明けに証人を送り届ける任務を押しつけられる。距離はほんの16ブロック。歩いても行ける。簡単で単純な任務のはずが、証人の少年が警察の不祥事を告発する人物であったことから、仲間のはずの刑事たちが少年を殺すために追ってくる。



エンディングが実は2通りある(映像特典で観ることができる)。ジャックが××しなかった現エンディングにほっとした。『人は変わることができる』。という言葉も押しつけがましく聞こえない。