菅野文『オトメン(乙男)』


オトメン(乙男) 第1巻 (花とゆめCOMICS)

オトメン(乙男) 第1巻 (花とゆめCOMICS)


カテゴリ分けに迷ったのですが、これはガールズコミックでいいんだ…!だって乙女なんだもの…!


剣道部主将、周囲には『男のなかの男』『強くてクールでかっこいい』…といわれる飛鳥正宗は、実はかわいいものが大好きなオトメン(=乙女の魂をもったメンズの略)


ラブリーなものが大好き、ふわふわきらきら、キュートスウィート、お菓子やお料理が好きでお裁縫も得意、胸きゅんvな少女マンガが好き…


「女のコになりたいわけじゃないけど、マインドがどーにも乙女チックな男子…それがオトメン!」(作中引用)


しかし、飛鳥にはおとめちっくな自分をかくさなくてはいけないわけが。まだ飛鳥が幼いころ、父親は母と自分を置いて家をでていった。別れの言葉は――「俺は本当はずっと『女』になりたかったんだー!!」ショックで寝込んでしまった母は飛鳥に、父のようにはなるなと懇願する。


そんな飛鳥が、転校生の都塚りょうちゃん(女の子。かわいい)に恋をする。本当の自分をひたかくしながらも、不器用な彼女にかわって、家庭科の課題をやってあげたり(裁縫大得意)や、お弁当(超・きれいでおいしい)をつくってあげたりしてしまう飛鳥。


本当の自分を見せられない――悩む彼の前に、不良どもが。彼女を守ろうとする飛鳥だが、瞬殺してしまったのはりょうちゃんだった。実は彼女は道場やってるお父さんに幼少のころからありとあらゆる格闘技を仕込まれていた男ッ前。



「飛鳥さんは…すごく可愛いです。あなたを見てると…私――守ってあげたくなるんです」



ともかく飛鳥がとってもかわいい。きゅんきゅんしました…!りょうちゃんもかわいい&かっこいいのです。そしてニブい。飛鳥の恋心に気づいてくれない。このニブちん…!(萌)
すごくいい味を出してるのが、なかなか進展しないふたりの恋の☆キューピットを買ってでる同級生の軟派男・橘充太。彼の正体は、実は。
2巻もおもしろかったのでレビューしたいです。新キャラいっぱい…!