『エコール』
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2007/04/04
- メディア: DVD
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少女とは、無垢なもの。無垢なのは、何も知らないから。
何かを求めて観る映画ではないと思う。ミステリアスな要素はあるが明確な回答はあたえられない。エロティックな暗示やシーンはあるが(年長の少女の自慰行為など)それそのものを期待するほどでもない。そもそも女性である監督が「そういう」目線で撮っていないのだから、たとえ制服の白いミニのプリーツスカートがひるがえって下着がのぞいても、バレエ衣装の白いレオタードでわずかな胸のふくらみや足の間の割れ目が見とれたとしても、水で張りつき素肌が透けて見える下着姿で水遊びをする少女たちを映していたとしても、ああきれいだな、と感じるだけだ。
ただひたすら夢のように美しい少女たちの花園をのぞき見ることができる、それだけのために観る価値のある映画。
衣装提供はアニエス.b。少女たちが身につけるのはすべて白い服なのはイノセントの証だろうし、背景に映えている。